有田焼が生まれる原料である陶石から陶土(磁器土)の製造過程では「珪」と言う廃棄対象となる成分が古来より派生してきました。その『「珪」を新素材として器を作ろう』と言う挑戦を有田焼の歴史400年目にしてスタートしました。この「珪」をアップサイクル素材として研究開発した新しい陶土の名称を「NEO CLAY®️」と名付けました。
有田焼に使用される原石(陶石)は本来、有田の泉山磁石場から産出される泉山陶石を約400年前より使用してきましたが、今では産出量が減り熊本県の天草で発見された「天草陶石」の使用が主流となりました。この陶石から磁器を作るためには、さまざまな工程を経て陶土(磁器土)が製造されます。昔から現在に至るまでの主な製造方法は「スタンパー製造」と呼ばれるもので、杵と臼状の粉砕器で陶石を砕き、粉末にしたものから陶土を作る方式です。肥前地区の陶土メーカーでは、古来よりこの陶石の精製工程(水簸)の中で有田焼の滑らかな磁肌をつくる陶土の原料としては不向きな成分「珪」が分別されてきました。この陶石の成分である「珪」は年間300〜400tが廃棄(産廃対象)されているのが現状です。単独では使い道*がなく有田では古来より廃棄されてきた「珪」を天然資源(磁器陶土の原材料)として研究開発し、アップサイクル製品の新素材としてのブランドづくりを考えました。
「珪」を50%以上含んだ新素材としての有田焼陶土(磁器土)、それが「NEO CLAY®️」です。
*「珪」は瓦や土管の混合材として利用されていた時代もありますが、今ではほとんど利用されていません。
陶石の精製過程で分別され
廃棄される珪と磁器陶土として
アップサイクルされたNEO CLAY®
1616年、朝鮮陶工の李参平が有田の地で磁石場を発見し、日本で初めて磁器を焼き始めたのが有田焼の歴史の始まり。以来400年にわたり日本有数の磁器の産地となりました。
精製され
磁器土になる陶石
泉山陶石
今は白く透明感のあるガラス質の磁器製品が求められる市場もありますが、NEO CLAYを使用した製品は、かつてその柔らかで上品な磁肌が世界中の人々を魅了してきた有田焼本来の風合いもあり、今の時代にこそ求められる"心地よい器"に適した素材でもあるのです。
国内の窯業界も資源の枯渇化が危惧される中、今まで産業廃棄物として廃棄されてきたこの「珪」を活用する事により、これからの焼き物の歴史を支える新たな資源として社会にも寄与したいと考えています。
また、この「珪」を天然鉱物資源としてさまざまなメーカー及びデベロッパーとの共同開発も計画中です。
肥前のくに有田から発信される新しいアップサイクル商品の開発、誕生に是非ご参加ください。
東洋セラミックスでは、NEO CLAY(陶土)を使用した製品開発や受注生産も承ります。食器やテーブルウェアに関わらず、化粧品容器や生活雑貨、線香立て等、いろいろな用途で製造可能です。OEM受託にも小ロットで対応・アップサイクル釉薬としての生産も対応可能。アップサイクル製品としての市場優位性を持ったインスタ映えするようなオリジナル製品の開発も可能です。
UPCYCLING CERAMICS
NEO CLAY PROJECT
珪含有50%以上の陶土を使用したプレート・ボール形状のシリーズ。繊細な箸を使う国ならではの和食器としての機能・フォルムを持ったデザインを施した製品シリーズ。ちょうど良い個性を持たせ、NEOCLAY独特の磁肌を持った有田焼の新しい商品ブランドとして開発。
商品開発第二弾:
磁器作家等によるアーティストブランド開発
商品開発第三弾:
塊根植物育成ポット(GREEN POT)
商品開発第四弾:
煎茶道茶具(煎茶アンバサダーRica監修)
◉上記は東洋セラミックスによる商品及びブランド開発の予定です。開発時期は前後する場合もございます。
製造・販売元:東洋セラミックス
商品開発・ブランディング:alakagraphis.inc
/Orange design labos.
お問い合わせ
東洋セラミックス アップサイクル事業部
〒844-0024佐賀県西松浦郡有田町
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◉NEO CLAY®は株式会社東洋セラミックスの
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